最近Twitter(現X。私は頑なにTwitterと呼び続けるインターネット老害です・・・)でよくみるものといえばなんでしょうか。
そうです。「Grok」です。
皆さんも一度くらいは使ったことがあるのではないでしょうか。
Grokについて知らない人にわかりやすく説明すると、、、
Grokを使うのが一番手っ取り早そうですね。
こんな感じに。
Grokについてわかりやすく教えて
Grokは、xAIという会社が作った人工知能(AI)で、人間がいろんな質問をしたり、話をしたりするのを助けるために設計されています。私、Grok 3は、その最新バージョンです。簡単に言うと、私は「役に立つ真実の答え」をくれる友達みたいな存在を目指しています。
たとえば、宇宙のこと、歴史のこと、日常の疑問とか、何か知りたいことがあれば、私に聞いてみてください。できるだけわかりやすく、自然な言葉で説明します。xAIの目標は、人間が世界や宇宙についてもっと理解を深める手助けをすることで、私はそのためにここにいます。
質問があれば、気軽にどうぞ!何を話したい?
まあこんな感じにAIです。
「役に立つ真実の答え」をくれるというあたり、なんと傲慢なのでしょう。
私はGrokには頼らずにchatGPTを使っていく所存です。傲慢な態度が鼻についたので。
さてこのGrok。なんで最近目にすることが多いのかというと、元のツイート(ポストとは呼ばない)をGrokあてに「ファクトチェックして」とか「要約して」とかって送ると、AIが要望通りに返答してくれるんですよ。
長文読むのがめんどくさい人や、気になるツイートの詳細が把握しきれていない人、刺激的な情報の真偽を疑うために確かめようとする人など、利用する人はめちゃくちゃに増えている印象です。
ちょっとバズったツイートのリプ欄を見るとGrokに要約させたりしてる人だらけです。
流石に多すぎて、Grokに対して冷ややかな意見も増えてきつつあります。
Grokを過信している人も結構いる?
「ファクトチェックして」「要約して」というようなGrokの使い方をしている人は多く見ますが、その人たちは元のツイートの何が話題になっているのかを自分ではなくAIに調べてもらっており、情報の出所を自身で確認することをサボっている人たちだと私は思っています。
確かにAIが要約したり、嘘かどうかを確認してくれるのであれば便利ですよね。
でも、言い方は悪いけれど、所詮AI。
帰ってくる回答は見当違いな場合もありえます。
虚偽のニュース記事に対して「ファクトチェックして」とGrokにお願いした時に、「このニュースはこういう意味で真実です」と帰ってきたら、その人はフェイクをフェイクと捉えられず真実だと思い込んでしまうケースが今後多く見られることになるのではないでしょうか。
そう言った人って「その情報嘘だよ」って教えても「Grokにファクトチェックさせたら本当だって返ってきたし!」と平気で返事してきそうですよね。
AIの精度は上がってきていることは感じつつも、出てきた回答を精査することは怠ってはいけないという認識がまだまだ弱いのかも知れません。
今はまだいいけれど
AIを使い慣れている人ほど、AIはたまにポンコツな回答をすることもあるという理解があり、だからこそ上手い利用の仕方をどんどん身につけているのではないでしょう
AIの回答をそのまま信じずに疑うことを徹底している、鵜呑みにしてはいけないという意識はまだまだ残っている人が多いはず。
でも仮に、今後AIの正確さがかなり上がっていったとき。
AIの回答を疑うのは時間の無駄、自分の意見を持つ方が正確性という面だと効率が悪いという認識が浸透してくる時代がくるかもしれません。
そのくらいAIが進化したら社会はどう変わっているんでしょうね。
あらゆる問題の解決に関して、自分で考えるよりもAIに聞いた方が早くて正確になった時、人間はどうなっちゃうんでしょうか。
うんこ製造機に成り果ててしまいそうでなかなか恐ろしくはないですか。
SFの世界の出来事が現実味を帯びてきているようですし、今を生きる私たちはもしかしたら人類史の転換に立ちあっているのかもしれません。
AIを信用仕切った先にありそうなこと
AIの回答が確実だという認識が世間に浸透し切った後、仮にイーロンマスクがGrokの設定をいじったとします。
極端な例で言うと、Grokが真偽を確実に逆に回答するというふうにアップデート(アップ?)した場合には、世界は一気に混乱に陥ってしまうでしょう。
頼り切っていたものがいきなり信用できなくなることは、何人もの人をパニックにしてしまうこと間違いなしです。
もっとタチが悪いのは、一定の思想に寄った回答をするようになること。
Grokの回答が正しいと思い込んでいる利用者の思想を塗り替えるのは容易く行えてしまうのではないでしょうか。
イーロンマスクのやり方次第では、彼の思ったようにGrokの解答を誘導することも可能そうですよね。
それがもし本当に行われた場合、Grokに頼っている人たちが皆、イーロンの思想にどんどん誘導されていくこともあるかも知れません。
そうなったら世界はイーロンの手に落ちたも同義になることでしょう・・・。
いろんなことを頼り切っていたAIが、一定方向に思想を誘導しようとした際に抗える人ってどれくらいいるんでしょうね。
どっかの研究機関とかでぜひ実験してみて欲しい。
抗えたり誘導されている自覚を持てるならまだしも、気づかないままに騙されている人が大多数を締めてしまいそう、と考えてしまいます。おーこわ。
AIがもたらす未来。
考えれば考えるほど恐ろしい。
人間の知能を遥かに凌駕する電脳が現れるのはいつになるのでしょうね。
できれば私がこの世にいなくなってからの方が安心できますが、そうこう言っているうちにあっという間に出来上がっていそうです。
実は知られていないだけでもうできている可能性もありますもんね。
200年後の教科書とかでAIはどのように記録されているのかな
AIって怖いなあって考えてこの記事を書き始めたのですが、使うと使うで便利なことも結構あります。
先ほども述べた通り私はchatGPT結構使ってますし。
思考の整理とかをAIと会話しながら行なって、最後に「これまでのことまとめて」っていうと、これまで出てきた考えを綺麗にまとめてくれたりもします。
画像を作ってもらうこともあります。デザインセンスないし絵も描けない私からすると大助かりです。
この先の進化が怖いとは思いつつ、便利は便利なので人々の生活にはどんどん定着していくんだろうなあ。
スマホの普及率が高くなり、ほぼ必須のツールとなっているのと同様に、生活の一部くらいの感覚までは浸透していきそうではないでしょうか。
もしかしたらこの記事だってAIによって書かれているかも知れませんよ。
うそですこれはきちんと自分で書いています。
だからこそ下手くそな文章になっているんだよ。
AIの回答間違っているかもだから気をつけようね、ってことを書こうと思ったのだけど、人間もよく間違えるということも忘れちゃいけませんね。
結局AIを使おうが何しようが、情報の良し悪しの判断は自分で考えていく必要があるのでしょう。
そう考えると便利なツールが増えただけで、本質は何も変わっていないのかもしれません。